今月のドクター

 小髙と書いてオダカと読みます。当院への赴任は3回目であり、1985年から1年間、1993年から5年半、そして2003年から現在に至ります。初回赴任当時は産婦人科医4名でしたが、近年では10名強で診療にあたっております。産科では総合周産期母子医療センターとして、母体搬送をはじめ多数の御紹介をいただいています。24時間いつでも速やかに緊急手術ができる体制をとれるだけのマンパワーが必要となりますので、産婦人科を志す若い医師が少なからずいて下さるのは心強いことです。一方、婦人科では悪性腫瘍の患者様も多数治療させていただいており、従来の抗がん剤に加えて分子標的薬等の新しい薬剤やがんゲノム医療といった治療法の進歩により、治療の選択肢が増えてきたのは有難いことです。
 当院で以前から私が好ましく感じていることのひとつに、スタッフの協力を惜しまない気持ちがあります。例えば母体搬送等がありますと、どこからともなく助産師や看護師が自発的に集まってきて協力してくれ、落ち着いてくると徐々に去って行く、ということが当たり前に行われています。私が当院に戻ってきた理由の一つであり、受け継がれてきた良き伝統と思います。
 昔話になりますが、医学生の時にラポール(rapport)という言葉を教わりました。フランス語で架け橋を意味し、信頼関係を表す言葉だそうです。個々の患者様との間にラポールを築きつつ診療が行えるよう心がけて行きたいと思っております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

第二産婦人科部長 小髙 晃嗣

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