放射線技術部

血管造影検査

血管造影検査とは

カテーテル(細い管)を太ももや手首、肘の動・静脈に挿入し造影剤を使用して脳、心臓、肝臓などの血管走行や腫瘍の分布を知り、血管の狭窄や閉塞を見つけるための検査です。
当院では血管造影検査だけでなくIVRにも力を入れています。

【 IVR 】

インターベンショナルラジオロジー (Interventional Radiology)の略であり、 「放射線診断技術の治療的応用」「血管内治療」「血管内手術」「低侵襲治療」「画像支援治療」もほぼ同義語として使われています。実際には、X線透視、血管造影、超音波、CTなどの画像を見ながら体内にカテーテル(細い管)を入れて治療を行います。

▼IVRの種類

  • 動脈塞栓術(TAE)
  • 静脈塞栓術
  • ステント留置術
  • フィルター留置術
  • 血栓除去術
  • 抗癌剤動注療法(TAI)
  • リザーバー留置術
  • 血管形成術(PTA)
  • 血管内異物除去術…etc

血管造影撮影室

【 IVR-CT 】

当院では平成23年6月にIVR-CT装置を導入しました。 IVR-CTは最先端の医療機器で血管撮影装置とCT装置を同室設置するだけでなく、血管内治療を安全かつ効率よく実施できる装置です。肝細胞癌の診断および治療時には特に力を発揮します。そしてより超選択的なアプローチが可能になりDSA画像(血管造影検査時にコンピューター処理により、造影剤注入前後の画像データを引き算し、骨などの不要な陰影を取り除いた画像)とCT断層像を組み合わせた3次元的情報のフュージョン、CT透視下による非血管系IVRのアプローチも可能です。

【 各種IVRの実際 】

脳血管

カテーテルから造影剤を注入して頸動脈や脳動脈を描出します。 脳動脈瘤、脳梗塞、頸動脈狭窄等の血管性病変を診断し、動脈瘤に対するコイル塞栓術や頸動脈狭窄の血管形成術等、様々な血管内治療を行っています。

冠状動脈(心臓)

心臓を栄養している冠状動脈という血管にカテーテルを入れて検査します。狭心症や心筋梗塞などで狭小化した血管をバルーンで膨らませ、ステントなどを血管内に留置して治療します。

腹部血管

肝細胞癌の治療に対してスタンダードな動脈塞栓療法や化学塞栓療法などを施行しています。また、外傷後の出血に対する塞栓療法や婦人科系の悪性腫瘍に対する抗がん剤の動注療法なども施行しています。