院長徒然日記

院長徒然日記

No.139 学会からの帰り

いま金沢からの帰りの電車の中でこの日記を書いています。乗り心地も良いとは言えない電車のこともあり、眠気は全く覚えることなく、また車窓外の景色を眺めることもありません。
金沢市で日本病院学会が開催され、三日間にわたる学会への参加からの帰る途中であり、疲労感もあるなか今後のことを考え、学会中の出来事を頭の中で思い巡らしているところです。

この学会は医療関係で働いている様々な職種の方たちが参加し、知識を吸収し、病院組織をどうにか良い方向へ導きたいとの熱意があふれた活気のある集まりです。毎年参加するのが楽しみな学会の一つです。
学会の内容は、日本の医療を牽引している行政の人、病院管理者による今後の医療のあり方に関する講演やシンポジウム、病院や地域での取り組み、そして文化人などの講演と大きく分けることができます。
行政の人や病院管理者による講演は、今後日本の医療の方向はどのようになるか、各医療機関はどのように対応するべきか、色々ヒントを教えられ病院のいわゆる中期計画を考える上で大変参考になります。

それぞれの病院や地域では色々な課題を抱えており、わたしたちの病院でも同様な悩みを持っています。大きなことから小さなことまで、実際に現場で関わっている人たちの声を生で聴くことができ、参考になる内容で盛りだくさんです。特に現場の職員が自発的に改善活動に取り組んでいる姿に大変嬉しく、また興味を惹かれるところです。わたしも座長の任を受けて議論の輪に入りました。

堅苦しい話ばかりでは場を持たせることはできません。その一つとして今回学会会長は作家の五木寛之氏の講演を用意して下さっており、「こころ・と・からだ」の題目で五木寛之氏が若い時過ごした金沢について楽しく話をしてくださり、金沢の良さについて少しばかり教養を広げることができました。

学会にはもう一つの楽しみがあり、懇親会が付いております。今回も身動きができないほどの人が集まり、地方の美味しいものを食し、美味しい酒を呑みながら混雑の中でも見知った顔を見つけると、近況とか雑談で楽しい時間を過ごすことができました。懇親会が終わると、今回もまた全国の赤十字病院グループの院長たちと場を変えてサッカーW杯が始まる直前までお酒を交わして過ごしました。
わたしにとって久しぶりの2泊3日の学会出張でした。

2018年 7月 5日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三