院長徒然日記

院長徒然日記

No.65 高齢者の健康志向に想う

10月12日は「体育の日」で、どの新聞にもこれにまつわる記事が取り上げられていました。体力・運動能力調査が東京五輪の開催された1964度から、体育の日に合わせて毎年公表されています。体力・運動能力の合計点は年々増加傾向にあり、これはこれとして望ましいことであります。その中で特に高齢者にスポットをあてた記事が目立ちました。運動習慣のある高齢者ほど日常生活の動作にたける調査結果があり、ともすれば運動の機会が乏しくなる高齢者に「環境整備が重要」であることを強調しています。高齢者が運動習慣をつけることで、仲間づくりができ、運動面のみならず、精神的な安らぎも得ることができます。健康年齢を引き上げることにもつながる大切なことがらと考えます。
その中でわたしの目を引く記事が朝日新聞に載せられていました。それは“シニア、ジムが社交場”のタイトルでした。『スポーツジムに通う高齢者が増えており、団塊世代等、健康志向が高く、時間やお金に余裕がある人にとって、今や社交の場となっている。あるスポーツジム系列店の担当者の話では、「会員の27%が60歳以上であり、その数は年々増加の傾向にあります。高齢者の病気や衰えの予防というジムの役割が見えてきた。病院の待合室ではなく、ジムがお年寄りの集会所になればうれしい。」』との内容でした。

わたしもスポーツジムに通って今年で約10年になります。ストレスか、原因は判りませんが、急に体重増加と、血圧上昇、疲労感が出現し、血液検査、エコー検査で自分なりの“素人判断??”で“脂肪肝”と診断し、内服薬での治療も考えましたが、やはりそれでは根本的な治療ではなく、やはり運動によるカロリー消費以外にはないと考え、ジムに通うことを決心しました。その結果順調に体重減少を認め、リバウンドすることなく、また脂肪肝の改善もあり、体も軽くなり、健康であると実感している今日この頃です。運動習慣はやはり健康のためには重要であると身を持って理解しました。週に一度休日に通っています(現実的には平均月2回のペース)。1時間のランニング、時間的余裕があれば30分の水泳をこなしています。

ジムに通われている方達を見ると60歳を越した人は半数以上の感があります。新聞記事の通りで、皆さん明るくはきはきとして、まさに健康を謳歌されておられます。是非皆様も時間的余裕があればジム通いを勧めます。

(同じ記事の中に、今回の調査で体重を身長の2乗で割った体格指数(BMI)と運動能力の関係をはじめて分析していますが、その結果やせ形は、肥満より体力・体力年齢ともに劣る結果も示されていました。わたしのBMIは19.2でやや気になるところです・・・・)

2015年 10月 14日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三