院長徒然日記

院長徒然日記

No.45 病棟クリスマス音楽会
飾りつけも看護師さんたちの手で
飾りつけも看護師さんたちの手で
音楽会
音楽会
12月15日少し早いクリスマス音楽会が病棟で行われました。入院されている患者さん、その家族の方に少しでも心なごんで頂こうと、また一時でも楽しい時間を過ごしてもらえるように、熱い思いで病棟看護師さんたちが企画した手づくりの音楽会でした。クラリネット、オルガン、鉄琴、カスタネット、ハンドベルなどで、「聖者の行進」、「レット・イット・ゴー~ありのままで~」、「ジングルベル」、「川の流れのように」などクリスマスにふさわしい曲、今年ヒットした曲、懐かしい曲など次から次へと演奏していました。看護師さんたちはサンタクロース、トナカイ、クマなどに扮しての演奏でした。演奏そのものは素人としての私からしても決して上手と言えるものではありませんでした。看護師さんたちは何時も行っている仕事内容とは全く異なるものですからはにかみながら、また恥ずかしそうにしているのがとても印象的でした。

患者さんたち、家族の方は最初聞き入るばかりでしたが、途中からは笑顔が増し、看護師さんに合わせて歌ったり、手拍子をしたり、体を動かしたり、写真を撮ったりと明るくて和やかな、そして大変素晴らしい雰囲気を醸し出しておられました。私もその中の一人となりました。

私たちのような急性期病院に入院されている患者さんたちは、様々な病気を抱えられており、中には重症患者さんもおられ、ほとんどの方が不安を抱えての入院生活を過ごされています。一日でも早く家に帰り社会復帰を望まれておられます。一方医療従事者、特に患者さんに最も長く接している看護師さんたちも、責任ある多くの業務をこなし、少しでも早く退院できるように看護に励んでおられます。どうしても病棟内の雰囲気が暗くなりがちです。 私が医師になったころ一般的に病院では療養環境、特に精神面での環境整備が遅れていたり、配慮されていないのがごく当たり前の時代背景でした。時代がすすむにつれて環境整備も徐々になされてきました。私たちの病院でも、新築移転をきっかけとして、病棟環境に配慮した設計がなされました。なかでもどの病院と比べても病室、廊下が明るい、これは重要なことであり、私も大変気に入っているものの一つです。最近では看護師さんを中心に、精神的な環境整備にも取り組んでおり、その一つとして今回のクリスマス音楽会が催されているととらえています。一歩踏み込んだ良質な医療の実践と考えます。益々いろいろな形で発展することを期待します。看護師さんたちありがとうございます。

今年の最後の徒然日記の最後を明るい話題で終えます。

2014年 12月 24日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三