院長徒然日記

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No.205 NHK大河ドラマを楽しむ

 2月7日『麒麟がくる』が最終回を迎えました。久しぶりの高視聴率であったようです。わたしは大河ドラマを楽しみにしており、社会人になってから今年になるまで毎年、日曜日が来ると時間が許せば欠かさず観ています。

今年は渋沢栄一を主人公とした『青天を衝け』が2月14日にスタートしました。北大路欣也扮する徳川家康がオープニングでナレーションをしていたことに驚かされました。わたしはドラマについての市販本や、予告編など観る事はなく、あらかじめ知識を得ることはしませんので、今回の構成には本当にびっくりしました。徳川家康は260年も続いた徳川幕府を開いた人物であり、彼がナレーションをする設定は、渋沢栄一が現在の日本にいかに重要な役割を果たしているかを案じているようで、今後一年間が実に楽しくなるようでわくわくします。
 初回の中で栄一の父親が教育している場面がありました。

 「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こころい望みおこらば困窮したる時を思ひだすべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。勝事ばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責て人をせむるな。及ばざるは過たるよりまされり。」

 これは有名な家康の遺訓です。400年も前のことですが、現代にも通じる内容であり、わたしも教えられることが大いにあります。自分の行動を振り返るにあたり戒められることが随所に感じ取られます。自分自身が年をとったこともありますし、またマネージメントする立場にもありますので、どうしてもドラマを観る上でこのようなことに興味をそそられます。

 ドラマの楽しみ方は観る人それぞれにより異なるのは当然です。わたしはどちらかというと時代物が好きで、内容について興味はありますが、これと同じくドラマに描かれているちょっとしたエピソードに興味を抱きます。これを起点として豆知識を得たり、人の考え方を知る事ができ楽しくなります。今年1年間『青天を衝け』を楽しみたいと思います。

2021年 2月 18日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三