院長徒然日記

院長徒然日記

No.191 Web会議

 新型コロナウイルスが取りざたされるようになってから、わたしたちの日常生活は様変わりしました。その中の一つにWeb会議があります。企業でも可能な業務は在宅勤務やリモートワークも始まり、その実態が新聞等でも読み取れるようになりました。
 わたしの場合も、2月以降県境を跨ぐような会議はほぼ全てWeb会議となりました。例えば東京での会議も月に何回か定期的にありましたが、出張することはゼロとなり、顔を合わせての会議はなくなっています。また市内での会議も大方Web会議となっています。これまで経験したことがありませんので、当初不安感はありました。しかし最近の機器は画質も、音質も良好で全く問題を感じさせませんでした。操作もやがて覚えるようになり、会議自体はスムーズに行うことが出来るようになりました。

 経験して感じたことは、Face to Faceの会議と比較して、Web会議のほうが、議事が効率的となり、短時間で終了します。メンバーが揃うまで始められませんので、それまでの間ほかの仕事ができ、会議までの雑談が無くなり、緊張感を持って会議に臨むことになります。また資料を見ながらの会議ですので、発言者が的確でわかり易いシンプルな言葉に変えているのではと思います。議題によっては十分に目的を達成できるものと考えます。。
 しかし「行間を読む」というか、「場の雰囲気などを感じ取って行動する」といった大切な面があり、顔を合わせての会議ならではの内容には向いてないと思います。誰と会うか、議題は何かにより会議形態を選択する必要があります。。
 また会議の重要な必要性の一つにアフター・ミーティングというか、会議終了後の情報交換があります。会議のメンバーは、わたしの場合いろいろな病院の院長であることが多く、病院運営を行う上で情報はとても大事にしています。会議室に残り議論を交わしたり、食事を交えての情報交換は、別の意味で重要であります。堅苦しいことだけではなく、お互いが成長する上で大切と考えています。Web会議ではこの点を補うことはできません。。

 わたしたちの病院では、これまでペーパーレス会議を推し進めており、イントラネットワークを構築しています。職員の多くの方が今回のコロナ禍でWeb会議を経験し、その利便性は理解が深まっています。病院での医療は基本患者さんと対面することが求められていますので、臨床に応用するにはハードルがあります。しかしイントラネットワークを利用して、少なくとも職員間の院内会議には取り入れる時代がすぐそこに迫っていると感じます。                                      

2020年 7月 10日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三