院長徒然日記

院長徒然日記

No.19 英気を養う
▲病院の中で見つけた書初め。
▲病院の中で見つけた書初め。

 平成26年明けましておめでとうございます。今年の干支は午年ですが、午は馬を連想させ、古来より馬は縁起がよい動物といわれており、中でも馬の字を反転させた「左馬(ひだりうま)」は招福のシンボルとされています。今年が、新しい動きが生まれ、不調であったものに上昇の兆しが見える年であってほしいものです。

 今回の年末年始は9日間の連休がいただけました。自分なりに今年の抱負を考えるにあたり、先ずは原点に立ち返り、人として内面を磨くにはどうすればよいかを考えました。幸いにも十分時間がありましたので、スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」を読み返しました。私はこの書を2011年正月に初めて手に取りました。「7つの習慣」をご存知の方も多いと思いますが、この書はビジネス書ですが、内容は単にビジネスに限った話ではありません。人が社会で生きていく上で大切な点を取り上げており、人としての営む道標となっています。内容を理解するには難解ですが、人の在り方、人間関係の在り方、組織の在り方の本質を取らえていると直感しました。以後正月の時間の取れるときに読むようにしています。院長になり病院の中全体が少しずつ判ってきましたので,その立場から時間をかけて新しい何かを発見できるのではと思いこの正月も読んでみました。

 彼は本の中で、「真の原則は、伝統、社会、宗教、文化または国民性などの障壁を超越するものであり、7つの習慣は、これら普遍的な原則に基づくものである。誰しも原則に立脚した人生を送っている人を本能的に信頼し、これが深まれば自分の意志が瞬間的に相手に伝わるようになる。」と表しています。さらに第1、第2、第3の習慣を達成することにより、私的成功をなし、自立した人は、尊重し合い、違いを認めながら、高度な相互依存を築き、第4、第5、第6の習慣を達成し、公的成功を収めることになる。そして、人としての外枠を広げていくのが第7の習慣であると説いています。7つの習慣は互いに影響しあっており、1つの力を伸ばせば、他の力も成長する。大切なのは、私的成功があって初めて公的成功があるとしています。興味があり、詳しく知りたいと思われれば本を読んでいただければ良いかと思います。

 家でのんびりとして本をめくりながら、去年行ってきたこと、判断してきたことなどの事例をこれで良かったのか、もっとこうすべきであったとか第1から6の習慣にあてはめて自問自答を繰り返しました。自問自答を繰り返し、思慮深く行動・実行をしていくことが重要であり、このようにすれば徐々に第7の習慣が身に付き、自らの器が大きくなるのであろうと、現時点では結論付けました。漠然と理解したのみであり、今後読み返すともう少し深化した結論が出ると思います。引き続き読み続けたい書のひとつです。正月早々難しい内容になってしまいました。

 今年の抱負:「迷った時には原点に戻り、思慮深く行動・実行、そして少しずつ確実な前進」


2014年 1月 4日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三