院長徒然日記

院長徒然日記

No.161 スクーリングに参加して

2019年4月30日に現天皇陛下が退位され、そして皇太子殿下の新天皇即位に伴い平成から新元号「令和」へと変わる今年のゴールデンウィークは10連休となりました。新聞などの情報によると海外・国内ともに旅行者は過去最大になると見込んでいます。多くの人はそれぞれに休みを過ごしておられることと思います。わたしたちの病院は医療を提供しておりますので、できるだけ地域の住民に迷惑がかからないように4月30日と5月2日は開院し、さらにこの2日以外にも必要な部門は職員の協力により開業しています。
わたしは今年初めから診療情報管理士の通信教育を受けており、連休の前半の3日間をこのスクーリングに費やしていました。

65歳を過ぎたわたしが診療情報管理士の資格取得のため通信教育を受けている理由を先に述べておきますが、大きく二点あります。病院とはいろいろな資格を有した多くの職種の人たちが協働してはじめて機能する組織といえます。医療は刻々と変化し進化しています。現場の職員が実際にどのような教育を受けて仕事をしているのか自分の体で経験したいと考えたのがきっかけです。医療提供体制の改革が進行している中、診療情報管理に必要な環境整備が進むことは必然であり、この点から病院をもう一度見直すつもりでこの分野の通信教育を受ける決心をしました。もう一つは若い職員にいろいろな資格を持つように普段から勧めておりますが、病院トップであるわたし自ら行動に移すことが職員のモチベーションに繋がるのではないかと考えたことが挙げられます。

スクーリングは大阪で開催され、毎日通うことも可能でしたが、予習と復習が必要であり、時間的なこと体力的なことを考えてホテルに泊まりました。朝9時30分から夕刻5時まで、1日につき2科目、計6科目の講義を受けました。受講生は大人数で、若い女性の方が圧倒的でありその中で、わたしが最年長かなと思われました。狭い会場にぎっしりと詰まった状況での講義でした。決まった時間丁度に始まり、決まった時間にきっちりと終了しましたし、この間誰一人と遅刻する人も、退席する人も見かけませんでした。また無駄な会話も一切ありませんでした。この雰囲気はわたしにとって驚きであり、大変新鮮でもありました。医師の集う学会で行われる講義では、決して味わうことのできない経験でした。若い世代の良い点の一つを見させていただきわたしの気持ちも安堵させられました。

この3日間の講義は大学時代以後約40年間なかった雰囲気であり、体力的にも精神的にもストレスを感じましたが有意義で良い経験をさせていただきました。今後も講義は続きますし、レポート提出、最後に試験を控えています。学生時代に戻ったつもりで落第しないように努めます。
     

2019年 5月 7日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三