院長徒然日記

院長徒然日記

No.147 初句会に臨む

いま、東京本社での役員会出張のため新幹線の中にいます。

車中の3時間を利用して、普段は本を読んだり、プレゼンテーションの中身やメールを確認したり、書き物をしたりしながら過ごしています。しかし、今日はいつもと違ったことが待ち受けており、大変なストレスを感じています。

本日の会議終了後には有志による句会が予定されており、2週間ほど前に誘われて参加する旨伝えておりました。これまで俳句を詠んだことはなく、川柳や詩さえ書いたこともありませんでしたので、不安はありましたが、興味も少しあったものですから、新たな境地に足を突っ込むつもりで思い切って誘いにのりました。

句会を主宰されている先生の言われるまま「俳句歳時記“秋”」を取り寄せ、さらには入門書を職員から借り受けました。句会まで2週間の日にちがありましたので、それまでに少しは本を読む時間をとることはできると軽く考えていました。しかしいろいろな仕事が入っており、気にはしていましたが、時間はあっという間に過ぎてしまいました。前日の夕方になってしまい、慌てて入門書を読み始める状態でした。

まず俳句の基本中の基本を理解することから始めました。それからというもの頭の中は「五、七、五」「季語」「五音、七音」ばかりです。当然ながら一夜漬けでは終わらず、車中の人となってしまいました。入門書をある程度読み終えると、次には歳時記を見て、季語は時候、生活、行事などいろいろある中でどれにしようかと迷い、次はといった具合で、真に低レベルの試験勉強といったところです。どうにか六つの俳句を完成することができ、あっという間の3時間でした。

さすがに会議中は「五、七、五」は頭の中から忘れ去られていましたが、その後句会が始まるまでは、どうなることかと不安の時間を過ごす状態でした。始まってしまうと、意外にも今まで抱いていた不安は消え去り、決められた通りに物事は進み、選句の段階となりました。一句も選ばれないことを「スコンク」と言うそうですが、わたしはかろうじてこれを免れました。寂しい思いをせずに初めての句会を終えることができました。

自作の俳句は恥ずかしくて披露することはとてもできません。今後はもう少し腰を入れて俳句に取り組みたいと考えています。
このような日も過ごしていることを紹介しました。深夜東京からの帰りの車中は普段に戻って、いつもの作業をしています。

2018年 10月 26日 姫路赤十字病院 院長 佐藤四三