院長徒然日記

院長徒然日記

No.134 これからは発想の時代
霞がかった富士山 5月22日11時13分 のぞみの車窓より
霞がかった富士山 5月22日11時13分 のぞみの車窓より
21世紀は第四次産業革命と言われています。第一次産業革命は19世紀イギリスで蒸気機関が発明され機械化が、第二次はアメリカの電力による大量生産が、第三次は20世紀中盤から後半コンピュータによる自動化が、そして今21世紀はデータ収集・解析技術で、機械が自ら考えて動く自律化が進んでいると言われています。これはあくまで製造業に限った話ではありますが、社会構造のあり方も急激にどんどん変化しております。

「この世界は怠け者によって支えられている。」「貧乏マインドの人は、ある共通点により人生を失敗します。ずっと待っているだけで、自ら何も行動しないからです。」これはアリババ創業者のジャック・マー氏の言葉です。この4月に未来のグローバルリーダーを目指す早稲田大学生を前に講演を行い大盛況であったとのニュースをみました。以前から彼の言葉には大変興味を抱いていましたので、今後何らかの局面で課題を乗り越える参考になればと思い彼の言葉、行動などを紹介した本をこれを機会に改めて読み直しました。

日本人は自ら変化することを積極的には行わないと言われています。黒船来航、敗戦など外部より圧力が加わり、いよいよ困った状況になって初めて変化してきた歴史があります。このようなことを繰り返していたら傷口がますます拡がってしまい、取り返しのつかない事態も生じえます。先を予測して回避することが大事であることは言うまでもありません。同様なことは一般の組織でも良く見かけることで、先を見通す力が大事となってきます。

いま第四次産業革命と言われ、社会は凄まじく変化しています。わたしたちも先読みし、変化し続けることが求められています。そこで最も大事なのは発想力であると考えます。時代の変化に対応すると必ず課題が生じますが、その課題を積極的に見つめ、好奇心を持って前向きに行動することであり、この時ジャック・マー氏の言葉・行動は大変参考になります。彼の強みは、あるものとあるものを結びつけ、その結果思いもつかないものを生み出すといった発想力と行動力の素晴らしさであり、これから自分たちが行動するときに彼を是非とも見習いたいものです。                              

2018年 5月 22日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三