院長徒然日記

院長徒然日記

No.123 今年もあと数日

今年もあと数日で終わろうとしています。あっという間の一年でした。病院長としての仕事を思いつくがまま今年を振り返ってみます。

病院には年度計画があり、様々な目標値を設定し、達成に向けて職員が日々仕事をしてくれています。わたしを含め幹部職員は現場職員からの報告をみて現状がどの様に推移しているかを把握します。足踏みをしている部門があれば、関係職員と問題点を洗い出し改善策を講じたり、そもそも目標値が正しかなど検討することになります。
この様なことは病院に限らずどの組織でも行われており、病院を預かる身として当然の日常です。また視察と称して現場に赴き、職員と話をしたり、労ったりしながら部署の雰囲気を感じ取り、モチベーションを如何に上げるかを考えることが大切な仕事として日々過ごしています。だいぶ板についてきたと思っていますが、裸の王様にはならない様心がけています。
企業にとって経営を安定させることは最重要課題である様に、病院も同じ事であり、健全経営があってこそ地域住民の健康を守ることができます。病院は診療報酬で決められたルールに則って診療を行い、収入を得ることになります。その診療報酬は2年ごとに改定され、来年がその年になります。
いま日本は少子高齢社会を迎えようとしている中、財政が厳しく医療費の捻出に困窮しています。そのため今回の診療報酬改定は病院にとって大変厳しくなることが予測されます。改定の内容によっては収入が大きく変わることがありますので、ルール変更に合わせて病院の体制を大きく変える必要性も当然出てきます。このため政府内の議論の動向を注視しなくてはなりません。ネット、雑誌、講演会、研修会、コンサルタントなどを通して情報を獲得し、幹部職員と常に議論をしています。今年の後半はこのことに多くの時間を割いた年となりました。

院長をしておりますと、病院内の多くの情報が入ってきます。委員会などの議事録を始め、通常の情報は当然ですが、その他日々様々な情報が飛び込んできます。good newsもあれば、bad newsもあります。good newsの時は当然楽しくなります。しかし全ての情報を知らされているのではないでしょうが、bad newsの時は大変なストレスになります。ほとんどのことは担当者が解決してくれますが、困難な問題もあります。問題の本質は何かを考え突き詰めていくと、お互いが認めそしてリスペクトすることであると結論に達します。こうすることが解決策の糸口になるのでは、と考えを巡らしては眠りが浅くなる日々が続くこともありました。

この様にいろいろなことをしながら、1日として気の休まる時はなく忙しく過ごした一年でした。来年もきっと同じ様に過ごすでしょうが、楽しいことが多い年になって欲しいものです。

2017年 12月 25日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三