院長徒然日記

院長徒然日記

No.119 学友

先日、赤十字関連医学会が仙台で開催されました。
台風の真っ只中でしたので、念のため飛行機をキャンセルし、新幹線を乗り継いで学会前日の夕方、久しぶりに風雨のなか仙台の地に足を下ろしました。仙台にある母校を離れて、かれこれ40年になりますが、この間杜の都を訪れたのは4、5回になるかと思います。

この学会があることを学生時代の親友が察知し、半年も前にメールで出席するのか尋ねてきました。出席するなら旧友たちを集めて一席設けるから、と・・・。仙台に行くとすぐに返事を返しました。年始と盆に年賀状、暑中見舞いを交わす程度で普段は連絡を取り合ってはいませんが、常に気にしてもらっていたのが何よりも嬉しくてワクワクしたのを覚えています。

暴風雨のなか仙台駅に降りて、ホテルへ着いてから約束の時間まで、彼らはどんなに変わっているのだろうかとか、何をしているのだろうか、顔がわかるのだろうか、どんな話をすれば良いのだろうか、いろいろ考えをめぐらせながら、また不安に思いながら時を過ごしました。約束通りお店に行くと、皆はすでに集まっていました。襖を開けた途端不安に思っていたことは全て吹っ飛んで、瞬時に40年前へとタイムスリップし、学生時代のありのままの姿に戻りました。白髪こそ増えてはいましたが、当時の顔貌に何の変わりもありませんでした。昔話に会話は進み、同級生の話題になってもその姿が目の前に浮かんできます。
現況についての話題になると、やはり定年を迎えて次の職場に移っている者、医療とは全く別方向に進んでいるもの、様々であり、年月を重ねた現実に戻されました。 普段ですとお酒の量も結構進むのですが、話すことに夢中となり、あっという間の3時間でした。機会があれば再会を約束して会を終えました。別れる時何の寂しさもなく、学生時代の頃と同じ様に、また明日会えるといった感じでした。楽しいひと時を過ごすことができました。

学会会場のすぐ隣は大学時代に通ったキャンパスであったので、立ち寄りたかったのですが暴風雨でそれも叶わず残念でした。次の機会に取っておきます。
仙台を離れるにあたり様変わりした雨上がりの仙台駅の写真を取りました。

2017年 10月 30日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三