院長徒然日記

院長徒然日記

No.117 少し歩いてみる
今年の中秋の名月です
今年の中秋の名月です
最近医師会での会合に出席するときはできるだけ歩いていくことにしています。
病院から医師会館までの距離は約1.2Kmで普通に歩いて約20分の距離にあります。理事会、各種委員会など医師会の会合には月に約4~5回出務していますが、ほとんどの場合夜8時から開催されています。

日頃机に座っての仕事が多く、実際に体を動かすことが、最近めっきり少なくなっています。歩いていくことを決心したのも、年を取ったせいなのか、ストレスを知らず知らずの内に感じているのか、寝つきも悪く、睡眠不足を感じるようになり、少しでも体を動かすことが良いことだと考えたのが一つの理由であり、さらにもう一つは体力低下防止にも役立つのではと考えたから他ありません。

約1年この習慣を続けていますが、効果のほどは実感できてはいません。しかし予期しなかった良いことがあることに気が付きました。普段は車で素通りしている道を、歩くことにより車からの目線とは違い、季節感を味わうこともでき、またこんなところにこのようなものがあるのかと再発見できたり、建物が新しくできたりと時代の流れも肌身でもって感じることができます。このような新鮮味を覚えることが一つの楽しみとなっています。またストレス解消面でも良い結果が得られることも実感させられます。「病院内での出来事をいかにして解決に導くか?」「今後どのようにすれば時代についていけるだろうか?」等々心のどこかの隅にある悩み事が自然と思い浮かんできます。しかし夜中であると、うなだれて歩いていようが、胸を張っていようが、わたしの頭の中のことなど関係なく世の中は巡り、日々移ろいすぎて行くのに気づかされます。晴れ渡った日などはふとした拍子に解決策が浮かぶこともあります。思考も前向きになり、「これなら解決する。絶対うまく行く。」と考えるようになります。

昔より洋の東西を問わず多くの文人、学者は散歩をこよなく愛しており、歩くことにより気分転換になり、新たな発想が生まれています。湯川秀樹もそうだし、ルソーもそうです。歩くこと、体を動かすことはストレス解消になりメンタルヘルス不調の一次予防に学問的にも効果があると言われています。これから気候の良い季節となります。体を大いに動かし、積極的に歩きましょう。新たな発見があると思いますよ。

2017年 10月 5日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三