院長徒然日記

院長徒然日記

No.104 新人チームリーダー

4月になると人事異動があり、新たに課長などに昇進される人がおられます。それなりの立場となるといわゆるリーダーとしての仕事が加わり、上司から課題を与えられ、それを課内の部下たちと共有し結果を出すことが求められるようになります。初めてのリーダーともなると、これがモチベーションになる人もおられるでしょうが、多くの人にとってはどのように取り組めば良いかと不安になりストレスになると思います。わたしたちの病院でもこの4月になり他の企業と同じように新任の部長、看護師長、課長が誕生しました。この人たちも大変なプレッシャーに晒されていることと思います。
ストレスを少しでも和らげるにはどのように対処すれば良いか、自身の経験、そしてこのようにしておけば良かった、そうありたいと考えていることを綴ってみます。

大きく二つの点について考えてみました。病院での特徴は、全く異なった環境から、突然リーダーになることはなく、それぞれの部署で実績を積み上げ、それを幹部職から認められて副部長、係長を経て昇格することが殆どです。業務内容に関してはほぼ理解しており、昇格後はいわゆるリーダー力が問われることになります。そのためすべきことは業務内容の見直しと、職場の活性化と考えます。 業務内容の見直しでは、今まで行って来たプロセスを一つひとつ自分の目で確認し、どこかに問題点はないか、もし問題点があれば改善することが重要な意味を持つかを判断する必要があります。重要と考えるならば、どのようにすれば実現できるかを具体化し、その結果部署として組織の方針に貢献するかを見極めることが大切と考えます。
業務見直し以上に重要なことはもう一つ、職場の活性化です。活性化された環境では、部下のやりたいことができ、モチベーションが上がり、楽しく働き続けることができます。これが出来れば、どのような課題が与えられてもチームとして積極的に取り組み、その結果生産性が上がります。
職場の活性化のためチームリーダーがすることは、メンバーが何を考えているのか、仕事で何を実現し、貢献したいか、モチベーションが上がるにはどのような時か、リーダーについて知りたいことは何か、などなどチームの一人ひとりについて常に知ろうとし続ける姿勢が大切です。そのためにはメンバーが充分に話すことができる場、関心をもって聞くことができる雰囲気をつくる、これがリーダーの役割と考えます。
話を聞くことは物事を学ぶ大切な機会であり、学ぶ材料は共に働くメンバーの中にあると理解することにより、最良のリーダーとなれます。職場はお互いが学び会える場所であることをメンバーが理解すれば、新しい可能性が生まれてきます。

業務内容の点検、職場の活性化を進めることを手始めに取り組めば、新たな課題を発見することになり、チームリーダーとして成長すると思います。

2017年 4月 11日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三