院長徒然日記

院長徒然日記

No.101 研修医に期待する


全国の赤十字病院で初期研修を行なっている若い医師向けの研修会が、赤十字本社で執り行われ、その会にファシリテーターの一人としてわたしも参加しました。この研修会は年3回あり、今回は2回目でした。全国に92の赤十字病院がありますが、500名弱の一年目の初期研修医がこれらの病院で研修をしており、そのうちの約170名が参加していました。私たちの病院からも4名が参加していました。そして8名の病院長、9名の副院長もファシリテーターとして加わりました。

本部長より、赤十字社についての歴史、赤十字活動、赤十字病院、そして災害救護活動の実際などについての解説がなされました。多くの研修医にとって、赤十字とはどのような組織であり、活動をしているかを知る良い機会になったのではと思います。これを機に少しでも赤十字の理念を深めていただく事を期待します。
続いて2名の講師による医師としてのキャリアの積み方、役割、地域医療での関わり方など、人として、また医師としての基本的心構えについての講演がありました。若い先生にとって長い人生で成長する糧になったと思います。
その後18グループに分かれ、4つのテーマについてグループワークを行いました。研修医たちは異なる病院から集まっていますのでお互い初顔合わせであり、最初は討論も進みませんでしたが、そこはさすが若者ですぐに打ち解けあい活発に議論していました。ファシリテーターとして出る幕はほとんどありませんでした。私たちの時代と違って、最近の人はこの様な事に慣れているようでした。
引き続き本社内の見学に移りました。特別会議室では社長が座られる椅子に腰掛け記念撮影、救護資材の置かれている倉庫を見学し、赤十字活動を少しでも理解し、深めることができたと思います。

これらが終わると一同に会し、グループワークでの結果発表に移り、この頃になると、若い先生方は笑顔も見られるようになり、リラックスした雰囲気で、和みあっていました。
そして最後に懇親会となり、お酒も少し入り、会話もますます進んでいました。
全てが終了し、解散しましたが、わたしは日本赤十字社名が刻まれた門柱を背に当院の研修医4名と記念撮影し、皆と別れて帰路につきました。

世の中は変化し、これからの医療に求められることも多様となると思います。若い研修医たちを見ていると、このような研修を積み重ね、きっと日本の医療を支えてくれることと思います。

2017年 3月 1日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三