院長徒然日記

院長徒然日記

No.91 日々研鑽する職員
講義終了後集合写真
講義終了後集合写真
東京出張の帰り、最終便の新幹線の中で日記を書いています。
このたびの出張は看護師を対象とした「赤十字看護管理者研修Ⅱ・日本看護協会認定看護管理者教育課程セカンドレベル」の研修で、わたしの担当である医療経済論(医療施設経営)について3時間の講義の講師をしました。この研修は、約4か月間、500時間超の講義、現場研修といった大変タイトな内容となっています。
研修の科目数は数十項目にわたり、それぞれ専門としている著名な講師陣による講義内容の中、わたしは医療経済論の学者でも専門でもありませんので、自院での院長の役割、考え方、組織改革、目指す医療等々、これまでに実際に医療の現場で行ってきたこと、その結果をざっくばらんに紹介し、看護師たちのこれからの病院での過ごし方に少しでも役立ってくれることを願って講義しました。受講生は大変熱心に、時にはメモなど取りながら受講してくれました。少し手ごたえがあったのかなと自賛しています。

最近では、どの施設でも職員のスキルアップのため、研修には力を入れていると思います。
病院組織でも同様です。わたしたちの職場は病院といった性格上、患者の命を預かる組織であり、様々な専門職が働いています。医療技術は日々進歩しているため、これに追いつくため、多くの職員が派遣であれ自主的であれ、研修にたゆまぬ努力をしています。日常の業務を中断することはできませんので、研修をする本人も負担になりますが、それぞれの部署では残った職員で業務を分担する必要があり、やはり負担になります。お互いが協力し合うといった職場文化がなければ、なかなかできないことです。こうすることにより、本人のスキルアップが得られ、その情報を職場で共有することができれば、その結果として患者・地域住民に対してより安全で良質な医療を提供することができ、社会に貢献できる組織となることができます。

「医療の崩壊」などとささやかれていますが、現場の職員たちは、決して目立ちはしませんが、常に研鑽をし続け、少しでも良い医療を行いたいと頑張っています。病院がどのようなことをしているか少しでも知っていただければと思い、職員に感謝とともに、書かせていただきました。
今回の研修に当院職員2名が参加しており、長期戦の研修の少しでも安らぎになればと、ささやかな食事会を開かせていただきました。

2016年 10月 18日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三