院長徒然日記

院長徒然日記

No.155 新幹線車内は第二の仕事場

今東京出張への新幹線車内です。
患者さん、職員から「院長先生だから新幹線はグリーン車ですよね」と言われることが度々あります。実際は普通席を利用しており、行きは富士山の見える窓側のE席で、帰りは通路側のC席を利用しています。グリーン車を利用しない理由はわたしにとって明確で「必要とする理由がない」からです。
その理由をいくつか挙げてみます。
先ず新幹線を利用するのはあくまでも移動手段であり、本来の目的は出張先に到着することです。移動手段であればその時間はできるだけ短いにこしたことはありません。グリーン車を使えば早く着くのであれば利用しますが、そうではありません。
またグリーン車に乗って移動中疲れを癒すために眠ったらと助言されますが、わたしは電車の中でなぜか眠ることはできません。それは静かな環境のグリーン車でも同じことです。そのため車内でしていることといえば、愛用しているiPadを見たり、駅の本屋で購入した本を読んだり、日記を書いたりしています。車窓の風景を見ることもほとんどありません。(話がそれますが、最近では今どの辺りを通過しているか雰囲気でわかる様になりました。面白いことに富士山が見える頃にはその時間を体が覚えており、シャッターチャンスを逃すことはありません。)
周りの乗客の話し声も、動きも、その他雑音も全く気になりませんし、気がつけば東京についているといった感覚で、グリーン車の必要性がありません。

新幹線での移動時間は往復で6時間です。この時間をどの様に使うかが最も大切と考えています。人により 価値観が異なりますので、時間の過ごし方は色々あって然りです。わたしは病院内を第一の仕事場と考えるならば、車内は第二の仕事場と考えています。病院内にいますと様々なことについて職員と顔を合わせて打ち合わせをしており、自分が好きなように時間を過ごすことはできません。しかし移動中は病院から至急の連絡事項がない限り、自由な時間を過ごすことができます。この利点を利用して予め往復中に必ずすべきことを決めて、そのために必要な資料はiPadに前もって準備するようにしています。
第二の仕事場では確実に仕事がはかどります。

2019年 2月 14日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三