院長徒然日記

院長徒然日記

No.208 感謝そして期待

 病院のすぐ脇を流れる夢前川の川辺には桜も咲きそろい、春の訪れを告げています。この時期は別れと出会いがあります。わたしたちの病院も例外ではありません。


 昨日は別れの日で、定年退職者の辞令交付式を行いました。長年病院で仕事をしてくださり、病院の軸となり、引っ張っていただいた方々です。どの方も私と長年仕事を共にした人たちですので、いろいろな思いもあります。病院にとっては戦力をもがれ、痛手にもなります。しかし退職される方にも今後の人生があります。すばらしい第二の人生を送られることを願います。ただただ『感謝』です。

 例年ですと職員全員で見送りを華やかに行いますが、今年はコロナの関係で中止としました。それぞれの職員が個別に行ったものと思います。一生に一度のことですのでどうにかしたいと考えましたが叶わず残念です。 ありがたいことに数名の方は引き続き当院で仕事をしてくださり、ありがたく思います。

 本日4月1日は出会いの日です。新たに入職される方に辞令交付を行う入社式を執り行いました。やはりコロナ禍にあり簡素なものとなりました。これから病院組織を担ってくださる職員を迎え入れる日です。職員として、また人として成長してくださることを願います。これから彼らは育ち成長して病院組織が発展する原動力となります。コロナ禍が終息した後の社会はそれ以前の社会とはまるで異なったものになるといわれています。そのためには若い世代の人に変化する社会に対応できる基礎能力を備えてもらう必要があります。今コロナ禍で起こっていることをしっかりと観察し、検証していただきたいと願います。そして時が来たときは適切に検証から得られた知識を行動に移していただきたい。本人たちの自覚も当然必要ですが、この能力を如何に導き出すかの教育環境整備はわれわれの世代がすることであり、責任でもあります。

 新入職員に『期待』です。

2021年 4月 1日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三