院長徒然日記

院長徒然日記

No.137 時間をどう使うか

働き方改革の波が、押し寄せてきており、国会でも審議が急速に推し進められています。仕事をしている一人一人がどのようなことに時間を費やしているのか考えてみることも必要かと思います。そこでわたし自身が時間をどのような仕事に使っているか整理してみました。ちなみに院長職をしておりますので、臨床医としての仕事は殆どしておりません。

日常の仕事を思いつくままに羅列しますと、先ず思いつくのが患者さんとのトラブル、設備の故障、職員の問題など負の情報が毎日毎日数多く報告されてきます。これらは内容によっては迅速に解決する必要性もあります。一つ一つ解決しなければ、組織の運営が立ち止り、大きな問題に発展する可能性があり、トップとして率先して対応・指示する必要があります。問題点の内容は多岐にわたりますので、解決策は一筋縄ではいかなく、多くの時間を費やすこともあり、精神的にも大きなストレスになります。これらは大事ではありますが、順調に解決したとしても組織が元に戻るだけのことです。

次は病院で行っている行事、会議、イベント、そして最も重要であるのが、病院の基本方針に沿って組織が動いているか、健全な経営状態であるかなどを常に監視・評価を行い、目標の軌道より外れていれば、その修正策を考え、そしてベストな行動をとる必要があります。スタッフと相談し、内容によっては決断が迫られる必要性もあり、気が張り詰める時間とも言えます。これらのことは地域住民に高度な医療を提供している基幹病院の性格上、組織を維持するために大切であり、また多くの職員の生活も懸かっておりますので、院長の責任を問われる問題でもあります。

わたしたちの病院は今年110周年を迎えましたが、これは日々変化する地域のニーズに応え、地域の文化の一つを担ってきたからに他なりません。これから先も時代の変化に対応、そして何よりも地域に受け入れられるように組織の舵取りが最重要課題と捉えています。医療にとどまらず、色々な分野に関する文書・書籍を読み、講演会に出かけ、大学に赴き、そして多くの人たちに会い話をするよう常に心がけています。多様な考え方の中から病院の将来をどうするかの参考にしています。

時間の過ごし方は

① 日々の負の問題解決に対処する時間
② 現状を良い状態に維持するに要する時間
③ 将来発展するために使う時間

の三つに大別されます。場面に応じてバランスよく時間を使うことが大切です。

2018年 6月 18日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三