院長徒然日記

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No.127 若者に感動 平昌オリンピック

平昌オリンピックが始まったばかりというのに、わたしはもうすでに寝不足状態が続いています。いろいろな種目の決勝戦が夜中の12時頃にありますので、どうしても気になって、ついついテレビ中継を見てしまいます。若い選手たちが懸命に競技をしている姿、結果が出てからの表情・しぐさ、メダルを首にかけてもらう時の喜ぶ様に感動を覚え、時間のたつのを忘れてしまうほどです。

翌日には、選手がオリンピック代表に選出されるまでの過程、競技に臨む意気込み、そして今回の経験を活かして今後の生き方などについてのインタビュー、解説等々があります。世界で一流選手になるために若者は如何に考え、行動しているかを垣間見ることができ、自分自身に教えられることが沢山あって、わたしにとって大きな楽しみになります。

4年前メダル確実と日本中から期待され、競技に臨むもメダルに到達することのできなかった悔しさ、絶望感といった心理状態は如何にあったか? そこから「金メダルを獲る器になって戻りたい」という目標に至る心、試合直前まで結果が出ないことへの焦りの中でも、慌てずあきらめずの強い精神力には感銘を受けます。想像を絶するプレッシャーの中で日々を過ごしていることがわかります。「悔しさをバネに、無心で自分を信じて飛べた。メダルの色は望むものではなかったが、心底から楽しむことができた。」と語り、その後は4年後を見据えた言葉がどんどん飛び出していました。

別の選手は、中学生でオリンピック代表選手に選ばれ、このときは成績は振るわず、4年後での活躍を期待されるも、そのオリンピックでは代表から外れることになってしまいました。この悔しい経験を生かし、今までのトレーニング方法を顧みて、コーチの言葉「変わることを怖がってはいけない」を信頼し新たなスタートを切りました。「トップを目指すことの素晴らしさ、たとえトップになれなくてもその過程が素晴らしい。トレーニングデータを数値化して評価することの重要性」について教えられ、勝利や金メダルに対する意欲を高めることができ、今回メダルを獲得することができたと言っていました。

二人の選手のインタビューの言葉をメモ書きし、書き記しました。おそらく誰もが感銘を受ける言葉と言えます。20代の若者の言葉ですが、ただただ教えられることばかりです。オリンピックはまだまだ続き、寝不足は当分解消されることはないでしょう。

2018年 2月 16日 姫路赤十字病院 院長 佐藤 四三